突然ですが、みなさんは「ロードバイク」と「台湾」は密接な関係性にあることをご存知でしょうか。
実は、世界のスポーツバイク・メーカーのほとんど(フラッグシップもしくは本国生産モデルは除く)は台湾OEM会社に流通網を持っています。
いうまでも無くこれは、台湾メーカーが経験の蓄積&技術の高さを持っているからであり、今や有名メーカーとなったジャイアントやメリダも台湾発のメーカーなのです。
そして2019年、この流れに続く新しい台湾メーカーが日本にも参入してきました。
メーカー名は「ASTER(アスター)」といいます。
そしてこの度、当店もASTERを取り扱う店舗となりました!とは言っても、国内ではまだまだ知名度は低いと思うので、こちらからどんどん動かないといけませんよね...
ということで早速、人気モデルの1つ「A610」についての説明に入ります^^
これからは無理して大きなサイズに乗らなくていい。
まずはパンフ画像から。「700サイズのホイールで最小サイズのフレーム設計」 というコピーが目立ちますね。これはわかりやすく言うと、「後輪タイヤとシートチューブがギリギリまで密接している」ということです。パンフ画像を見ても分かる通り、シートチューブの下部がタイヤに接さないような設計になっています。
自転車の設計上、タイヤが大きいほど後ろ三角は大きくなり、その分サドルの位置も高くなります。けれど、A610ではその問題も見事に解決。しかも、後輪とフレームの距離が近いことで空気抵抗も小さくなったという、まさに一石二鳥の設計です!
また、ジオメトリーFの部分(後ろ三角の底辺)がペダルに近づくにつれて低くなっていますよね?これもサドル位置が低くなるだけでなく、全体の重心が下がって走りが安定するというメリットもあります。
他にも、A610はフォーク(頭)からエンド(お尻)までの全てがエアロフレームになっています。つまり、A610はただただ全体を小さくしたわけではなく、プラスアルファでスピードも獲得できるんです。今まで適正なサイズのフレームが見つからなかった方、女性やジュニア選手には特にオススメします。
設計面だけじゃありません。デザインもいいです。グラデーションに塗り分けたカラーもキレイですし、各所にASTERロゴも入っていて統一感がある。ASTERの別の人気モデル「007」もそうですが、このメーカーはとにかく塗装技術が高いのです。(これは本人達自身が強みであるというぐらいだから間違いない笑)
ここまで読んだ方はお気づきかもしれませんが、ASTERは独自の技術をふんだんに使う凝った作り方が特徴のメーカーです。一見、職人チックで取っ付きにくいかと思いきや、フレーム売りもしっかり用意するという柔軟性もある。
コンポーネントもフル105という点からも、「サブメーカーの部品使って価格は落として組めばええやろ...」みたいな感じは皆無。どこを取っても作り手の本気が伝わってきます。これは当面の間、日本に根付いて頑張っていく気概の表れですね。
まとめ
今回は、2019年にようやく国内入りした台湾メーカーのスポーツバイク、ASTERについてちょこっと書きました。
台湾メーカーの技術力に高いデザイン性も加わっていて、今後ますますブランドが確立していくことでしょう!
また、パンフにもある「A610」は当店にも置いてありますのでご興味あれば是非ご覧ください。
その他、気になる点ございましたら、当店のHPのお問い合わせフォームからご気軽にご質問ください!